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どんな会社か

今年4月に発足した「一般社団法人 そうま食べる通信」。漁師と土建屋社長の二人の編集長が率いるは、三代目魚屋、ギフトショップ、水産加工従事者という総勢6名の異色のチームだ。編集経験がまったくのゼロだったこの6人で、取材はもちろん、撮影から編集まですべてを行っている。きっかけは、昨年11月にメンバーの一人が放った「どこよりもそうまがやるべきじゃないか」という一言だった。この一言がメンバーを動かし、編集長の一人である小幡氏に火を付け、2013年に創刊された『東北食べる通信』を皮切りに全国へ波及している「食べ物通信」のそうま版創刊へと繋がった。

私たちのチャレンジ
相馬に誇りを。地元を蘇らせ、地方と都市を、人と人をつなぐ。

【なにをしているのか】

今年、秋に創刊号を迎える「そうま食べる通信」。相馬市を中心とした相双地区内の農業・漁業・畜産業や食品加工業に従事する生産者の生き方や食に対する想いを取材した特集記事と収穫した食材、そして相馬で使える面白特典を季節ごとに年4回お届けする。地方と都市、作る人と食べる人をつなぐそうま食べる通信では、生産者と消費者がfacebookでやり取りしたり、直接現地で生産現場を自分の目で見て、自分の耳で聴き、採れたてのものを食べることができるイベント等の開催を計画している。今年9/26に東京で行われる創刊記念パーティには関東圏の読者も多数参加する予定だ。

【なぜしているのか】

商品や雑誌を届けるのはあくまで新たなコミュニティ形成のための一つのツールだと思っています。それをきっかけにどんな人がどんな思いで商品を作っているんだろうとか、どんな人がこの記事を書いているんだろうっていう風に、生産者や編集者に興味を持ってもらい、相馬にきて頂いたりして、都市と生産者のつながりを作っていきたいと思っています。またそれだけでなく、一番は、地元を誇りに思ってもらいたい、生産者の誇りを取り戻したい。また、私たちの子どもたちが大人になったときに、「相馬にはこんなにすごい人がたくさんいるんだ。こんなに美味しいものがあるんだ。相馬に住んでて良かった。」って誇りに思ってもらいたい、相馬を少しでもいい形で子供達に渡したいという思いでやっています。(そうま食べる通信 代表理事・共同編集長 小幡 広宣さん)

【ウェブサイトURL】

http://taberu.me/soma/

ふくしまへの想い インタビュー

一般社団法人 そうま食べる通信 代表理事・共同編集長 小幡 広宣さん

原発の影響は大きな壁ではあるのですが、ピンチをチャンスにかえてやっていきたいです。今我々は、相馬として活動しているわけですが、そうま食べる通信を通して、福島県内の中通り、会津地方の一次産業生産者やそこに関心の高い方々など様々な地域や人と関わりを持つようになってきっています。今はそうまを対象エリアとして活動していますが、最終的には県内が一つになれるコミュニティを作っていきたい、第一次産業を通して福島県全域をつなげるパイプ役としての役目を担いたいと思ってます。

【小幡 広宣さん プロフィール】

福島県相馬市出身。25歳で会社に辞表を提出し自転車で本州・四国・九州の旅へ。30歳で個人事業広栄土木開業する。翌年には同級生十数名で清掃ボランティア団体相馬遊楽応援団を設立。震災後、海岸から百数十メートルの位置にあった自宅が、周りの住宅がすべてながされ原型をとどめない中、住めないまでも原型をとどめている姿をみて、自分が先頭にたって活動しないといけないと思い、復興支援など様々な活動に取り組む。

団体概要

団体名 一般社団法人 そうま食べる通信
担当者 代表理事・共同編集長 小幡 広宣(こわた ひろのぶ)
メールアドレス soma@taberu.me
ウェブサイトURL http://taberu.me/soma/index.html
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