福島県三春町の旧桜中学校に(株)ガイナックスのアニメーション制作拠点となるスタジオを設置すると同時に日本初の本格的アニメーションミュージアムを開設、地元雇用創出と観光拠点開発で福島県の震災復興に協力していきます。地域の雇用が生まれてこそ、その土地での生活が実現します。アニメーション制作にはさまざまな工程があり、多くのスタッフの力が必要です。この施設をアニメーションの制作スタジオとして活用することで、雇用を生み出し、人材を育成し、地域に根ざした企業を目指します。そして、ここから世界に向けてコンテンツを発信していきます。
【なにをしているのか】
地元から目標30人程度を雇用してアニメクリエイターの育成を行います。当面はガイナックスが制作するアニメの仕上げなどを受託して行いつつ、育成されたアニメクリエイターが企画・制作した福島発のオリジナルアニメの制作を目指します。
【なにをしているのか】
ミュージアム事業では、アニメ制作過程を体感できる職業体験的展示(常設)のほか、年に数回話題のアニメとコラボした企画展を実施。さらに、教育旅行にも取り組み、アニメの持つ可能性を伝え、子供達の将来の夢へつなげる活動を行っています。
【なにをしているのか】
ミュージアム館内外にて、イベントを企画・運営、コンテンツの持つ力を最大限に発揮し、地域の活性化を応援します。また、定期的にワークショップを開催、三春町の通年観光地として定着させて行きます。
ふくしまへの想い
株式会社福島ガイナックス 代表取締役 浅尾芳宣さん
震災から4年が経った今、震災は少しづつ忘れられ始めています。
確かに道路や建物は復旧し、街の日常にはもはや震災の面影を探すのも難しい場所もあるくらいです。
しかしながら、未だに福島の農・海産物は売り上げが伸びず、観光地への人の流れは戻ってきておりません。
被災地に対する風評被害はむしろ静かに拡大し、人々の意識の中に定着してきているようにさえ思えます。
原因となっている”偏見”を払拭するのは、非常に困難であり、実際には不可能とも言えます。
むしろ、 より明るい話題を作り、興味を持ってもらう事で”偏見”を吹き飛ばすようなイメージアップをしてゆくしか道はないと確信しております。
コンテンツ産業に携わる者にとっての本当の復興はこれからです。
インフラが整備され、町や都市の機能が回復しつつある今だからこそコンテンツの持つ力で福島を、東北を変えていかなくてはならないと考えております。
今、この場所、この時代でしか発信できないものを次世代の若者へ、そして、世界に向け広く発信するために今回の事業が礎となるよう”福島ガイナックス”は邁進いたします!
団体名 | 株式会社福島ガイナックス |
代表者 | 代表取締役 浅尾 芳宣(あさお よしのり) |
住所 | 〒963-7725 福島県田村郡三春町大字鷹巣字瀬山213番地 |
電話番号 | 0247-61-6341(代表) |
WEBサイト | http://fukushimagainax.co.jp |