「山猿（元LGMonkees）」ライブレポート＆独占インタビュー

はじめっぺふくしまフェア応援団長「山猿（元LGMonkees）」ライブレポート＆独占インタビュー

「楽しく遊んだらそれが復興になっていた！」をテーマに、2月22日（日）〜3月15日（日）に、よみうりランドで開催されている『はじめっぺふくしまフェア』。本日は、はじめっぺふくしまフェアの応援団長であるアーティスト『山猿』による、3月7日のよみうりランド「太陽の広場」でのライブの模様と、ライブ直後の独占インタビューをお届けする。山猿からのサイン入りCDのプレゼントもあるので、そちらも要チェック。

山猿（やまざる）・・・福島県会津若松市出身。ファーストシングル「3090～愛のうた～」が泣ける歌として話題になり、配信累計100 万DL 突破しレコチョク年間ランキング１位。「NEWS ZERO」「ミヤネ屋」など全国ネット番組でも取り上げられ、地元東北から日本全国へ『愛』『絆』『勇気』を発信している。2014年“LGMonkees”から“山猿”へ改名し再始動！　今、ブレイク間近の最注目のアーティスト。　山猿 official website

3月7日のライブ当日、開始前の会場はあいにくの雨模様。開催も危ぶまれたが、「100発100中の晴れ男」を自称する山猿の登場までにすっかり雨はあがり、無事にライブがスタート。1曲目は、『赤い実ハジケタ恋空の下』からスタート。

2曲目は、大人気の曲『3090〜愛のうた〜』を披露。午前中の雨の影響もあり、かなり空気の冷え込んでいた会場のボルテージも徐々にあがり、ステージと観客が一緒になって盛り上がった。

３曲目は、今の時期にぴったりな、卒業をテーマにした『桜色の記憶』。この春に卒業をする方も、これから新たな道へ進む人も、多くの人が歌に聴き入っていた。

盛り上がったライブもあっという間に最後の曲に。締めは新曲の「カジカ」。故郷、福島の雪の美しさを歌いあげ、大きな拍手の中、ライブは終了。

■セットリスト

１．赤い実ハジケタ恋空の下
２．3090～愛のうた～
３．桜色の記憶
４．カジカ

ライブ終了後は、楽屋にて山猿に、福島への思い、はじめっぺふくしまフェアの応援団長としての思い、そして故郷のことを思って書いた新曲「カジカ」について話を伺った。

お客さんが、福島の出し物で楽しんで、食べ物を食べて「美味しいね」って言ってくれているんです。それが嬉しかったですね。

──お疲れ様です。今日のライブはいかがでしたか？

福島に行ったことがあるお客さんがいっぱいいて、嬉しかったですね。ライブで「福島に行ったことある人？」って聞いた時に、けっこうみんな手をあげてもらってたんで。

僕の住んでいるところ、会津なんですけど、住みながら、しょっちゅう会津の色んなところを観光してます。大内宿（おおうちじゅく）とかめっちゃ行く。毎年行くんですよ。秋の紅葉を見に。

大内宿（秋）

他にも「塔のへつり」とか。

塔のへつり（秋）

あと、鶴ケ城。本当に毎年、桜の季節に花見で行きます。

鶴ヶ城（春）

町並みも含めて本当にきれいで良いところですよね。あと、食べ物が本当に美味しいっていう。

──山猿さんが一番好きな福島の食べ物は何ですか？

喜多方ラーメンですかね。じいちゃんばあちゃんの家が喜多方にあるんですよ。それで、喜多方に行くといっつも食べてて。思い出がある食べ物なんで、落ち着きますね。僕は普段、あまりラーメンって食べないんですけど、喜多方ラーメンだけは別ですね。

──はじめっぺふくしまフェアの応援団長として、フェア全体のPRをお願いします。

応援団長なので、今日のライブよりも前に、プライベートでも一度、様子を見に来ました。お客さんの反応も気になりますからね。そしたら、お客さんが、福島の出し物で楽しんで、食べ物を食べて「美味しいね」って言ってくれているんです。嬉しかったですね。このはじめっぺふくしまフェアを通して、来てくれた皆さんが福島に触れて、喜んでくれたんだなっていうのを、自分自身の目で見て感じました。ぜひ残りの期間でも多くの方に来てもらって、福島に触れて欲しいなと思います。

ただ単に、好きなんですよね。福島っていうところが（笑）

──もうすぐ東日本大震災から４年になります。震災があってから地元に対する想いが変わられた部分というのはありますか？

なんですかね・・・　震災があったっていうより、大人になってからすごい好きになったっていうか、昔はすごい田舎町でぜんぜん好きじゃなかったんですよね。今はもう無くなっちゃったけど、近くにあったのは会津若松駅前の大きなスーパーだけ。それも、家から１時間くらいかけないと行けなくて、そういう田舎なところが本当に嫌だった。だけど、大人になって、本当にこの町に生まれてきて良かったなと思ってます。東京に行ったり仙台に行ったり、色んなところで活動していますけど、拠点はずっと会津ですね。

──地元を拠点にして活動していくことへのこだわりがおありなんでしょうか？

そうですね。やっぱり地元を離れたくないというか・・・　いや、ただ単に、好きなんですよね。福島っていうところが（笑）　ただ好きっていう。それ以外に理由はまったくないですね（笑）

福島のきれいな雪がぼくは大好きで、それを曲にしたいと思って書きました。

──今度、発売になる新曲の「カジカ」。故郷のことを思った歌ということですが、曲に込められた想いも教えていただけますか？

さっきの話の続きになりますけど、本当に昔は嫌いだったんですよ。駅前のスーパーしか遊ぶところがない自分の故郷が（笑）　でも、大人になって今は本当に大好きになって。その中でも福島のきれいな雪がぼくは大好きで、それを曲にしたいと思って書きました。

本当に雪が大好きなんです。冬になるとぜったいに鎌倉を作るし。雪合戦もするし。ソリ遊びもします。スキー場に行かなくても、その辺でソリ遊びできるので（笑）　近所のベイビーたちとね。

ミュージックビデオが最近できたばかりなんですけど。足立梨花さんっていう女優さんや、その他の俳優さんも含め、総勢20名くらいのスタッフが朝の４〜５時くらいに、撮影舞台になる僕の地元に来てくれたんですね。その時に、「福島の雪って本当にきれいだね！」って、皆が感動して言ってくれたんですけど、それはすごい嬉しかったですね。

そうやって僕の周りのスタッフは、僕の影響で福島が好きになって、何度も通って来るようになってます（笑）　県外の人が福島のことを好きになってくれたり、福島の素敵なところを知ってくれるのはすごい嬉しいですね。誰にも頼まれていないけど、福島のPR大使のつもりで、これからもドンドン福島の良いところを伝えていきたいと思ってます。まだ福島に来たことのない方は、ぜひ一度、福島に遊びに来てください。