福島県石川町にある老舗果実農園。平成24年には現代表である大野栄峰氏が法人化。妥協のない果実栽培はもちろんのこと、新たな「次世代農業確立」をテーマに、地元農家と連携した「フルーツピザ」の販売や、農園を解放したイベントなど、型にはまらない斬新な取り組みを行っている。
【なにをしているのか】
今、若い夫婦層をメインに注目を集めているイベントがある。大野農園で行われているりんごやなしなど果実の木に囲まれた中で行われる「農園イベント」だ。「若い人が気軽に遊びに来られる農園に」と農園で花見やビアガーデン、焼き林檎をするイベントなどを積極的に開催。参加者は幼稚園くらいのお子さんを連れた20代半ばくらいの夫婦が多く、参加者の男性がイベントをきっかけに、初めてお中元を送りたいと訪ねてきたことも。イベントで消費者から直接「美味しかった」という声を聞くことは、ものづくりに対する想いを再認識し、自分が育てた果実に自信を持って仕事ができるなど、従業員にも良い影響与えている。
【ウェブサイトURL】
【なにをしているのか】
福島の食に関して、もの作りが上手な方が多い一方、発信が苦手な方が多いと感じていた大野氏。ものの品質は確かなのに勿体ないと、地元福島県の農家さんから仕入れた材料のみでピザを作り、生産者の名前を入れたメニューでキッチンカーの運営をはじめた。
福島の一員として農産物をPRしたいと考え、県内ではスーパーで販売し、週末は東京でイベントに出店。若い世代にもふくしまの食のおいしさを発信するために、学生でも気軽に購入できるよう、値段を500円というワンコインに設定。最近では、ピザ屋さんと言われることも。
【ウェブサイトURL】
ふくしまへの想い
大野農園株式会社
代表取締役 大野栄峰さん
風評被害、過疎化など地方が抱える現実を肌で感じ、次の世代へ魅力を感じる農業、次の世代へ発展する農業を目指し日々邁進しております。創業者が創り上げてきたモノづくりの精神が土台にあり、『温故知新の精神』で先人の古き温め、新しきを知る農業を展開できればと考えております。広がるビジョンが農業という枠を超え、新たな可能性が生まれると信じております。
《大野栄峰さんのロングインタビューはこちら》
若い人が気軽に遊びに来られる農園に!全くの初心者が、新しいアイデアで福島の農業を変える(大野農園株式会社 大野栄峰さん)
https://www.fukushima-challenge.org/interview/yoshitaka_oono.html
【代表取締役 大野栄峰さんプロフィール】
1983年6月4日生まれ。石川郡石川町出身。仙台市内の大学に進学し、18歳でモデルを始め、23歳で上京し芸能活動を行う。東日本大震災の1年後に、家業の農業を継ぐと共に「大野農園株式会社」を設立。農業だけにとどまらず、農園を開放したイベントなどの企画を通じて、新しい取り組みを行う。
団体名 | 大野農園株式会社 |
代表者 | 代表取締役 大野 栄峰 |
電話番号 | 0247-57-6004 |
住所 |
〒963-7826 福島県石川郡石川町大字赤羽字新宿130番地 |
メールアドレス | info@oononouen.com |
WEBサイト | http://www.oononouen.com/ |